初心者が自作ゲーミングPCを組む時のパーツの選び方と注意点

最近はストリーマーなどの影響でPCゲームの人気が高まってて、ゲーミングPCの需要が増えてきているようです。

自作でPCを組む人も結構増えているみたいで、ゲーミングPCの場合は特に自作で組む人の割合が多く、約40%程度という記事も上がっていました。

私自身ずっと自作PCなんですが、最初は色々とトラブルもあったりして大変だった記憶があるので、長年培った私の経験から今一度初心者の方に向けて自作PCについてお伝えできればなと思います。

える

私の経験は以下のような感じ!

  • PC自作歴約8年
  • 仕事はIT関連担当(PC購入したり組んだり)
  • 組み方に必要な知識とパーツの重要度は大体理解している
目次

自作PCに必要なパーツについて

パソコンを組む時には基本的に購入するべきパーツは決まっています。

  • マザーボード
  • CPU
  • 電源ユニット
  • CPUクーラー
  • ストレージ(SSDやHDDなど)
  • メモリ
  • PCケース

これだけあれば組んで使うだけなら出来ます。

そして、これに加えてゲーミングPCの場合に必須なのがグラフィックボード(GPU)です。
CPUに付いている場合もあるものの性能がしょぼいので、PCでゲームするなら別途GPUがないと起動すらしない場合もあります。

普通のPCは購入するだけですが、中の性能というものは店側が選んだパーツなので、細かい性能まではなかなか説明されないと思います。

恐らく基本的にみんなが見ているのはCPU、GPU、メモリ、ストレージくらいでしょうか…?
それでもPCを組んだことがない人はそこまで内容も分からないと思います。

自作PCの性能は自分が選ぶパーツによって決まるので、何を重視するかを考えて、必要のないパーツのコストを抑え、自分が最も重要視するパーツにお金をかけるといった組み方も出来るのも自作の強みですね。

える

ゲーミングPCを組むならCPUとグラボはある程度良いものを揃えたいかも!

各パーツについての解説と注意点

各パーツにはそれぞれしっかりとした役割があるんですが、中にはお金をそれほどかけなくても性能にはそこまで影響が無かったりするものもあります。

そりゃフルでハイエンドのパーツを選べば最強のゲーミングPCが出来上がるんですが、普通は予算というものがあると思います。

それぞれのパーツについての解説と注意点について書いていきます。

マザーボード

マザーボードはその名の通り、PCにおける全ての母で、基盤となるものです。
別名としてはシステムボードであったり、メインボードであったりしますが、基本はマザーボードと記載されていると思います。

各パーツは基本的にこのマザーボードの上に組み込んで配線を行います。

ただし、PCの全てのベースになるのですが、別にお金をかける必要性はそこまでないという相反したパーツになっています。

高価なマザーボードと安価なマザーボードの違いは主に以下です。

  • 拡張性
  • 冷却性
  • SATAポートの数
  • GPUポートの数
  • ソケットの種類
  • メモリの種類と上限

他にも無線機能やその他色々な機能の違いも出てきますが、性能に関係するのは基本的にこの辺りです。

SATAという見慣れない言葉があるかと思いますが、Serial Advanced Technology Attachmentの略です。
配線時にSATAケーブルというものを使い、主にSSDやHDD、内蔵ドライブへと繋げます。

GPUポートの数についてはまぁ別に1つでも困らないんじゃない?と思います。今のGPUは性能が良いので、何個も積むような場面は基本ありません。何個も付いてると仮想通貨でも掘るんですか?wwって感じですね。

冷却性は、高性能になるとヒートシンクがめちゃくちゃデカくなりますが、後述するCPUファンがしっかりしてればそこまで気にする必要も無いと思います。

色々ありますが、まぁ初心者の方は以下に記載する注意点だけとりあえず確認しておけば問題ないと思います。
無駄に拡張したりしなければ1万~2万円くらいで済むはずです。

マザーボードを選ぶ際の注意点

マザーボードを選ぶ際に注意したいのは以下です。

  • 大きさ
  • ソケット
  • メモリ

まず一番注意したいのが大きさです。
大きさのことを知らずに適当にマザボを買うとPCケースに入らなくなります。

大きさの規格は現在は主に3種類で決められており、大きい順にATX、microATX、mini-ITXです。
ゲーミングPCなら一番大きいATXにしておくのが無難です。

次にソケットですが、LGAxxxxと書かれている場所がそれに当たります。(xxxxは数字)

これによって対応しているCPUが異なってきますので、CPUの世代と合わせる必要があります。
数世代くらいは共通して使えますが、どこかでバッサリ区切られるので対応しているか確認しておきましょう。

最後にメモリですが、DDR4とかDDR5とかが書かれているんですが、これが異なるとそもそもメモリが挿さらないので注意しましょう。

また、基盤となるパーツなので、入れ替える際はほぼ全てのパーツを取り外すことになりますので、安すぎるマザーボードを購入することは止めたほうが無難です。
その他マザーボードで認証しているものもあるので、基本的に入れ替えを考えたくないパーツです。

CPU

CPUくらいは多分誰でも知っているはずです。
intel Core i5とかi7とかのあれで、パソコンの頭脳になる部分です。

PCの性能を決める上で非常に重要になってくるパーツで、なるべく良いものを選びたい部分でもあります。

CPUは主にIntelとAMDの2つがあり、intelとRyzenと呼ばれますが、ゲーミング用途なら基本的にintelで良いと思います。

CPUが良くないと負荷が掛かった時にゲームがカクついたりしますので、相手との差も出てくる部分になります。
後述するGPUだけ良くてもCPU性能が低いとGPUの性能が引き出せなかったりもします。

基本的にCPUはi3、i5、i7、i9となっており、そこにK・F・KF・KSが付いたり付かなかったりするんですが、これは性能が良かったり、GPUが内蔵されていたり、更に性能を引き上げるオーバークロックが出来たりします。
内蔵GPUについては別途グラボを積むのでどうでもいいです。

性能やオーバークロックについては、そこまでパフォーマンスを引き上げる必要があるゲームも無いと思いますが、最強を目指したいならKSを、強めの性能が欲しいならKかKFを、別に普通でいいなら無印で大丈夫です。
(無印とF以外はオーバークロック可能です。)

ゲーミング用途ならi7以上のK辺りが無難で、性能が良いほど電気代も高くなる上に排熱性能も必要になるのでそこも少し考えたい部分でもあります。

CPUを選ぶ際の注意点

CPUには世代と呼ばれるものがあります。
最新では14世代となっていますが、例えば14世代のCPUなら「Core i7 14700K 」などと商品名が書かれており、i7の後ろの先頭にある数字が世代数になっています。

14700Kなら14世代ということになります。

当然ですが世代が新しいほど性能が良いので、なるべくここは高いものを購入した方が良いです。
ゲーミングPCとは無縁だと思いますが、中古で7世代とかを購入してしまうと、Windows11に対応してなかったりもします。

また、世代によって先述したマザーボードのソケットも異なる場合がありますので注意しましょう。
大体1~2年で1世代引き上がっているイメージなので結構早めですね。

電源ユニット

電源ユニットは各パーツに電気を配給するパーツになります。
各パーツには消費電力が書かれていますが、電源ユニットのワット数が足りないとそもそも動かないということになってしまいます。

電源ユニットには商品名に650Wや750Wなどのワット数が書かれています。
ゲーミングPCであっても750W~850W程度あれば問題無く起動するはずです。

基本的にはそれぞれ組んだパーツの最大消費電力を計算して、その2倍の電力にすると良いと言われています。

また、電源ユニットには規格があり「スタンダード・ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナ・チタニウム」となっています。

これは電源効率の規格となっていて、コンセントから供給される電力と、電源ユニットから出力される電力の効率のことを表しています。

80 Plus ランク負荷率20%負荷率50%負荷率100%

スタンダード
80%80%80%

ブロンズ
82%85%82%

シルバー
85%88%85%

ゴールド
87%90%87%

プラチナム
90%92%90%

チタニウム
92%94%90%

基本的に80PLUSのロゴが入っているものを購入するようにしましょう。(入っていないのがあるか分かりませんが)
スタンダードでも基本的に80%なので高いのですが、それ以上を要求するならという感じです。

電源ユニットは最大消費電力の2倍が良いと言われているのもここから来ていて、負荷率50%の時が基本的に変換効率が一番良くなっています。

まぁここはゴールド辺りが一番無難かなという感じですね。

電源ユニットを選ぶ際の注意点

電源ユニットにもマザーボードと同じく大きさの規格があります。
ただし、ATXとSFXの2種類で、SFXは小型PC用なので基本的にATX一択です。

あとは電力が最大消費電力を下回らないようにだけ気をつけましょう。

CPUクーラー

そろそろ多分初心者だと分からなくなってくるんじゃないかなと思うCPUファンです。
なんか無駄にゲーミング色でやたら発光するのもなぜかこのパーツです。

CPUはPCを動かしているだけでかなり熱を持ち、多分ファンを取り付けていないと何もして無くても50℃~60℃くらいいくのかな?

また、ファンを付けていてもショボいファンだとゲームをしているとCPUが熱暴走を起こして死にます。
例えばCPUのi9 Kで空冷とかだとFPSをしていると100℃近くになってPCがプッツンと切れてしまうということが起こります。

これを防ぐためにCPUクーラーというものが必要になってきます。

CPUクーラーには基本的に空冷と簡易水冷の2種類があります。(ガチ水冷は面倒なので除外)
それぞれ良い面、悪い面がありますが、以下にまとめます。

空冷簡易水冷
安い
長く使える
そこそこの排熱性
物によっては厚みが大きくて重い
高い
数年で劣化する
排熱性能が良い
物によっては長い

基本的にはこんな感じで、空冷は安かったり長く使えますが、排熱性は微妙でi7とかi9だと結構キツいです。
簡易水冷は排熱性能はかなり良いですが、少し高い上に中の冷却水が劣化するので数年で交換する必要が出てきます。

ただゲーミング用途であればできれば簡易水冷にしたいところで、私は今は簡易水冷ですが、i9で空冷だった時にBFとかCoDをやると普通にパソコンが落ちてゲームが出来なかったという前例があります。

また、空冷、簡易水冷どちらも大きさがあって、どちらも排熱性能が良くなるほどデカくなります。

空冷ならヒートシンクが何枚もあって分厚くなっていき、クソ重くなります。
簡易水冷ならファンが1枚、2枚、3枚と増えていき、それぞれ120mm、240mm、360mmとなっています。

こちらも大きさによってはPCケースに入らないということになりますので、予めケースの大きさは確認しておきましょう。

自分のやるゲームがどこまでCPUに負荷が掛かりそうか?ということはしっかり考える必要があると思います。

CPUクーラーを選ぶ際の注意点

自分のCPUがそのクーラーでしっかりと冷却できるかどうかです。

出来れば商品レビューなどを見て自分の構成と近しいものが問題無く冷却出来ているか確認出来ると良いかも。

もしくは店に行って店員さんに確認するのも良いですね。

ストレージ

ストレージはデータを保存したり、OSやソフトをインストールするパーツですが、ゲームをする上でデータのロード時間が変わってきますので、まぁ相手との性能というよりは快適性の面にはなってきます。

ストレージとしては現在、HDD、SSD、M.2 SSDの3種類がメインとなっていて、それぞれ以下のような特徴があります。

価格データ転送速度容量
HDD安い普通多い
SSD普通早い普通
M.2 SSD高い爆速普通

どれが良い、悪いとかいうわけじゃなく、私的にはそれぞれ使い分けると良いんじゃないかなと思っています。
保存しておくだけでいいデータは大容量のHDD、普通に使いたいデータはバランスの良いSSD、OSやゲームなどは爆速のM.2 SSDという感じですかね。

ゲームは容量が大きいので、M.2SSDの容量が少ないなら普通のSSDに入れても問題ないと思います。

今はある程度容量が大きくても安いので、容量が大きいM.2SSDを買ってそれをメインにしてしまって良いと思います。

ストレージを選ぶ際の注意点

OSを入れるメインのストレージは入れ替えが面倒です。
なのでOSをインストールするストレージだけはなるべく良いものを使ったほうが後々後悔しなくて済みます。

また、HDDとSSDはSATAケーブルで接続しますが、M.2 SSDだけは固有のNVMe接続という方式で行われており、マザーボードにその規格があるか確認する必要があります。
M.2にもSATA接続方式がありましたが、今はNVMe方式が一般的ですし、基本的にスロットはあるはずです。

ただし製品によってはSATAの形状のものもありますので、間違えないようにしましょう。

メモリ

メモリは物理メモリであったりメインメモリ、主記憶装置、RAMなどと呼ばれるものがそれに当たります。
データを一時的に保管しておくのが役割で、ゲームの性能に関わってきます。

このメモリが足らないとそもそもソフトが起動しなかったり、ゲーム中にも容量を超えてしまうと動作が重くなり、最悪落とされてしまうこともあります。

ゲーミングPCでは最低16GBなどと言われること多くBTOでも主流ですが、正直私としては16GBでは心もとないので最低32GB欲しいところです。

というのも最近ではOSやブラウザなどに食われる容量が大きくなってきて、ブラウザのYoutubeで音楽を聞いているだけでも10GB近くになってしまい、動画を見たり音楽を聞きながらゲームすると結構危ういラインだからです。

パソコンのタスクマネージャーから、自分は普段どれくらいの容量を使っているのか?ということを事前に確認しておきましょう。

ただまぁ、スロットがあればメモリはいつでも増設可能なので、16GBにしてみて足りなさそうなら増設するといった感じでも良いと思います。

メモリは規格として現在主流なのがDDR4とDDR5となっていて、今後DDR5が主流になっていくと思うので、とりあえずDDR5で考えて良いと思います。

そこまで大きな差は無いので、マザボと合わせて予算と相談して決めると良いでしょう。

マザボでメモリ規格が決まっているので注意しましょう。

また、メモリ容量は多ければ多いほど性能が良くなる!と解説しているサイトもありますが、一時保存するだけの記録媒体ですので、多いだけでは性能はほぼ上がりません。
私が32GBを推した理由は性能じゃなくて余裕を見てという面からです。

性能云々は商品名に書かれる「DDR5-5200MHz」などと言った部分で、MHzはメモリ転送量に当たりますので、ここを調べましょう。
ただ高い数値でそこまで爆速になるかと言われると微妙なので、ハイエンドのメモリは特に探さなくても良いでしょう。

メモリは容量が多くてもそこまで高くないので、そこまでお金を使わなくてもそこそこ良いものは手に入るはずです。

メモリを選ぶ際の注意点

自分が選んだマザーボードのメモリ規格がDDR4とDDR5のどちらに対応しているのかを確認しておきましょう。
規格が違うとスロットに挿さらないということになります。

また、メモリは昔から相性問題というものがあって、スロットごとに別々のメモリを使うと上手く起動しない場合があります。
パソコン工房などでは相性問題で保証してくれる場合もありますが、Amazonなどで購入する場合はなるべく2枚、4枚全部同じものを購入するほうが安心できます。

グラフィックボード

ゲーミングPCで一番重要なのがこのグラフィックボードです。
GPUやグラフィックカード、ビデオカードなどと呼ばれたりします。

言葉の通り映像関係を処理するのに重要なパーツで、GPUが搭載されていなければそもそも起動しないゲームもあります。

また、ゲームごとにも映像処理の重さが違うので、例えばValoならそこまでのスペックは必要としない、APEXは普通くらいでも動く、VRゲームは高性能のGPUを必要とするなどと用途によって異なります。

グラボは現在NVIDIAのGeFroceとAMDのRadeonの2強となっていますが、ゲーミング用途ならNVIDIAのGeForceで良いと思います。

CPUの時に書いた通り、CPUとGPUの性能はどちらも上げられるなら上げた方が良く、どちらか一方だけの性能が良くても、もう片方の性能が低いとそれが足を引っ張ります。

現在のGeForceは頭にRTXが付いて、その後にシリーズ2桁と性能の2桁+無印かTiが続きます。
例えば「RTX 4070 Ti」の場合、RTXの4000シリーズ、70番台のTiだよっていうことになります。

今は4000シリーズが最高で、60~90までの数値が付きます。
Tiは少し電力や性能が調整されているので、スペックを見てどっちが良いか決めると良いでしょう。

下2桁の60~90については70以降はかなり高価になりますので、基本的には60か60Tiのどちらかを選ぶことになるんじゃないかなと思います。

予算が許すのであれば奮発して70を購入する感じですね。

シリーズが一緒でも販売元が色々あり、MSIやGIGABYTE、玄人志向などが商品名の前に書かれています。
ここは好みが分かれる部分でもありますが、私はMSIを使っています。ゲーミング用途に強いメーカーですね。

性能を引き上げるオーバークロックが出来たり、GPUのメモリが書かれていたりしますが、初心者であればそこまで気にしなくても普通に使えます。

グラフィックボードを選ぶ際の注意点

グラボに関してはある程度エイヤで購入しても何とかなります。

ゲーミングPCでは一番重要ですが、やるゲームによっては費用を抑えられる場合もあります。

最近の映像の進化は著しいですが、一方でゲームとしてはまだそこまでハイエンドのグラボを必要とするものもそこまで多くありません。

ゲーマー界隈のみんなが70や80を持っていても自分もそこまで引き上げる必要はあるのか?ということは考えておきましょう。
要はゲームをプレイしている時にFPSが下がってカクつかなれければある程度のモノで大丈夫なんです。

それと、少しだけ気をつけたいのがポートの種類ですかね。
最近ではディスプレイポートが主流ですが、古いモニターを使っていると対応していない場合があるので、変換ケーブルを使ったり、モニターそのものを変える必要があります。

PCケース

見た目を重視する方なら最も気にしたいのがPCケースです。
最近では中でゲーミング色に光るのをキレイに見せるためにガラスケースであったり、パーツの発色がきれいに見えるものなど色々あります。

あと、別に気にしない人であっても、マザーボードが入らないといった事態に陥らないためにもしっかりと選ぶようにしたい部分です。

える

ちなみに私は一番最初に自作PCを組む際にマザーボードがケースに入らなくてショップに走りました!!

大きさはATXであってもフルタワーやミドルタワーなどがあって、拡張性が少し変わってくる部分もありますので、実際にお店で見てみるのも良いかもしれません。

別に直接性能に関係する部分ではないんですが、あまり劣化とかしたりしないんで長く使えますし、部屋の見た目にも影響が出てきますので、気に入ったものを選ぶようにしましょう。

できればケースは最後に選んだほうがピッタリハマると思いますよ。
そこそこ大きくても多分1~2万いかないくらいだと思います。

PCケースを選ぶ際の注意点

とりあえず自分の選んだパーツが入るかどうかだけです!!

少し知識が付いてきて、排熱関係も気にするならエアフローなども確認してみましょう。

ゲーミングPCを自作することのメリット

自作ゲーミングPCは最近では息を吹き替えしていますが、少し前はメリットが無いと言われていました。
かつての一番のメリットは安く良いPCを組めることだったんですが、それが薄まっていたんですね。

私自身元々価格の面ではどうでも良かったんですが、長年自作して色々とメリットに気付いたのでお伝えします。

自分で好きなように高性能PCを組立てられる

自作PCを組む人が一番最初に考えるのはやはりここで、自分でパーツを好きなように選んで高性能PCを組み立てられるということでしょう。

ゲーミングPCはBTOで売っていますが、既に組み立てられたものなので、あるものから選ぶしかありません。

より良いスペックを求めて、自分が使いやすいように、好きなパーツを組めるというワクワク感を味わえるのも自作PCのメリットですね!

PCパーツについて詳しくなれる

一番のメリットはこれじゃないかな?
PCの中身について本当に詳しくなれます。

例えば売っているPCなんて普通の人がCPUとかのスペックを見ても「ふーん」って感じでよく分からないじゃないですか。
それで店員やネット上でこれが良いですよ!って言われるとその通りに買うしかありませんよね。

それが自作していると、「このPCは安いけど世代が低いな…とかGPUの性能が低いな…」とか色々なことが分かるようになる訳です。

つまり判断基準が相手から自分に変わるので、カモられる可能性が圧倒的に低くなります。

自分でパーツを組み替えることができるので長い目で見るとコスパが良い

PCのパーツについて、自作できる人はあるパーツが故障してもそこだけ変えれば良いんで、結果的にかなり安く済ませられます。

普通PCが起動しなくなったら修理するか、買い替えるかの2択になってしまいますが、修理しようが買い換えようがかなりの出費になりますよね。

それがPCについて詳しいと、ここが故障しているだろうから、このパーツを変えようということになって、少しの出費で新しく入れ替えが出来るわけです。

その他故障前に調子が悪くなってきたらそのパーツを新しくすればいいので、こういった感じでコストを抑えながらパーツごとに新しく出来ます。

一番始めに組む時のコストはもしかすると高いかもしれませんが、将来的に長く見るとかなり費用を抑えられますよ。

ゲーミングPCを自作することのデメリット

色々PCを自作するメリットはあるんですが、一方でデメリットも存在します。

後述するように一番デメリットのリスクがあるのは組んだことがない初心者で、組むのに慣れて上級者になるほどデメリットが薄れていきます。

最初を乗り越えられるかどうかで変わってきますね。

組立てるのが大変

自作PCを挫折するポイントの大部分がここでしょう。

パーツが多くて、組めるかどうかも分からないし時間も掛かって大変…ということで諦めてしまう人も多いと思います。

私も最初に組んだ時はCPUのピンが折れたり、上手く起動しなかったり、取り付ける場所を間違えたりと色々苦労しました。

失敗した時の保証が無い

メーカーから購入したPCは起動しなかったり、壊れたりしても保証期間内であれば無料で修理してくれたりします。

しかし、自作PCの場合、固有のパーツに初期不良があれば交換して貰えますが、組むのを失敗したり、組んだ後に壊れてしまっても保証がありません。

つまり組むのに慣れていない初心者ほどリスクが高くなってきます。

最初から自作PCは難易度が高い…という方へ

最初からパーツを全て揃えて1から作る…というのはかなり大変です。
説明書は付いているものの、正直どこにパーツを配置して配線すれば良いのかマジで分かりません。

そこでオススメなのはBTOパソコンを購入して、後々不調なパーツや変えたいパーツを入れ替えていくという方式です。

自分でカスタマイズして購入出来るのも良いですね。

私自身も一番始めはBTOパソコンを購入して、色々とパーツを自分で入れ替えて学んだので、1から組む時も何となくは分かっていた感じがします。

それでも最初に1から組んだ時は起動しないとかいう事態に陥ったので、ガチの初心者が最初から組み立てるのは相当難易度が高いと思います。

なのでまずはPCショップの店員さんに色々聞いてBTOパソコンを購入するほうが無難だと思います!

える

BTOパソコンはパソコン工房やドスパラに売っています!

まとめ:初心者が自作ゲーミングPCを組む時のパーツの選び方と注意点

色々長々と書きまして、自作パソコンの初心者にとっては何がなんやら…ということになると思います。

一応簡単に以下に各パーツの重要度と注意点を簡単にまとめます。
パーツ購入時に費用と性能を相談する際の目安にして下さい。

パーツ名重要度注意点
マザーボード大きさ、ソケット、メモリは問題無いか
CPU世代、ソケットがマザーボードと一致しているか
電源ユニット他パーツの最大消費電力より下回らないか
CPUクーラーCPUは問題無く冷えそうか
ストレージマザーボードにM.2ソケットはあるか
メモリメモリとマザーボードの規格が一致しているか
グラフィックボード自分がそのクラスのグラボを必要としているか
PCケース各パーツが全て収まりきるか

最初は分からないものだと思いますが、やっていくうちに分かって詳しくなっていくんじゃないかなと思います。

私自身は説明書もほぼ読まずに、新品のCPUピンをへし折ったりCPUファンが動かなかったり、そもそもPCが起動しなかったりといったという経験があります。

そんな私ですら今では余裕で組める上に知識もかなりあるようになっているので、ちゃんと出来る人ならもっと余裕でしょう。

える

素敵な自作ゲーミングPCを作って更にゲームを楽しめるように応援しています!

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