ピアノ初心者が電子ピアノRoland(ローランド)FP-10を買ってみた!

お家で楽しめる趣味の一つにピアノという選択肢があります。

私は趣味でDTMをやっているのですが、ピアノが弾けないのでMIDIキーボードを使うのがとにかく大変でした。

また、DTMを始めたのが社会人からなので音楽的な教養が無く、DTMでリズムやハーモニーの知識はあっても感覚的に育っていない感じでした。

じゃあ総合的に音楽の教養が身に付くピアノ練習をしてみよっかな…と思って思い切って電子ピアノを買ってみました!

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安すぎず、高すぎずということで、予算は大体5万~7万くらいで選んだので、同じくらいのを検討している方は参考にどうぞ!

目次

購入した電子ピアノ

今回私が購入した電子ピアノはRolandのFP-10という電子ピアノです。

そもそも電子ピアノ自体が結構高い上にそう簡単に買い替えられるものでもないので、かなり調べて慎重に選びました。

Rolandとは

まずRoland(ローランド)についてですが、ローランド株式会社という日本の電子楽器メーカーで、シンセやキーボードからDJコントローラーまで電子的なものをトップレベルの品質で提供しています。

このブランド自体はDTMをやっていた時に知って、結構好きなメーカーだったのですぐ候補に入りました。

電子機器をメインに取り扱っているので、電子ピアノを選ぶとなった場合、ローランドは電子に特化していることもあってノウハウや強みを持っていると思います。

恐らく完全な音楽初心者が電子ピアノを選ぶとやっぱり有名なヤマハとかになるんじゃないかな?と思うんですが、ローランドもかなり良いと思いますので、是非候補に!

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どこのメーカー使ってる?って聞かれた時に「ローランド」って言えたら何かちょっとカッコいいよね…

FP-10の特徴

FP-10の特徴として、以下が挙げられます。

  • スタンダードな88鍵盤
  • スーパーナチュラル・ピアノ音源
  • リアルを追求した弾き心地

ここでスーパーナチュラル・ピアノ音源って何だよ?っていうことになるかもしれませんが、ローランドが2009年に開発した技術で、V-Pianoなどのモデリング技術と、サンプリング音源を融合したものです。

通常電子ピアノでは「モデリング音源」「サンプリング音源」のどちらかで音が鳴ります。

モデリング音源:デジタル処理で物理演算を行い、音を作り出す
サンプリング音源:本物のピアノを弾いた音を1音ずつ録音してそれを鳴らす

FP-10の場合はどちらも使って音を鳴らしているので、良いとこ取りみたいな感じでしょうか。

また、ローランドの電子ピアノはリアルさを追求しており、音が本当に良いですし、鍵盤のタッチも本格的という特徴があります。鍵盤が象牙長なのもGood!

私は本物のピアノを弾いたことが無いのであんまり分からないんですが、実際に鍵盤を押した時は結構な重みがあり、かなり重厚感があります。

ピアノを弾くのに最も大切な鍵盤。FP-10は、小さいサイズながらもハンマー・アクションで本格的なピアノ・タッチを実現したポータブル・ピアノです。
PHA-4スタンダード鍵盤は、アコースティック・グランドピアノのタッチ感を再現しています。鍵域によって異なるハンマーにより、低音はずっしりと、高音は軽やかな弾き心地。高精細なセンサーは、指先の繊細な表現を忠実に音にします。弱く鍵盤を押し込んだ時のクリック感を再現するエスケープメントは、グランドピアノのリアルなタッチ感そのものです。

FP – 10 コンパクトなボディに、本格的なピアノ・タッチ – Roland

ちなみにサイズは以下の通りです。

横幅:1,284mm
奥行き:258mm
高さ:929mm

コンパクトでかなり小さいので8畳くらいの部屋なら置き場所にも余裕があるはずです。

FP-30Xとの違い

FP-10の他に似たようなものとして、FP-30Xというものがあるんですが、FP-10とFP-30Xってどう違うんだ?って最後まで悩んだので特徴をお伝えします。

大きな違いとしては以下です。
※少し省略しているので、実際に公式で確認して下さい。

スクロールできます
FP-10FP-30X
価格
最大同時発音数12896
音色数1535
録音
BluetoothMIDIMIDI・オーディオ機能
譜めくり機能
スピーカーモード切替
サイズ1284x258x140mm1300x284x150mm
FPシリーズ比較 – Roland

FP-30XはFP-10をベースに音や機能を追加されている形になります。

音色はFP-10でもピアノに加えバイオリンやエレピなどの音があるんですが、FP-30Xの方はドラムなどの音が追加されています。

最大同時発音とは同時に音を出せる数のことです。

スピーカーで鳴らすので鍵盤を1つ叩くと2音出すことになるんですが、ダンパーペダルを使って伸ばしている音もカウントされるので、難しい曲になると最初の音から途切れる可能性はあります。

とはいえ初心者がそこまで気にする要素でも無いと思います。

その他Bluetoothオーディオ機能であったり譜めくり機能などの便利な機能が追加されており、ここに約2万円の価値が見出だせるかどうかでどちらを購入するかを決めると良いと思います。

比較検討した電子ピアノ

最終的に購入したのはRolandの電子ピアノですが、他にも検討した機種があります。

5万程度で探していたので、その辺りのモデルになります。

一番良いのは店に行って実際に弾くことだと思うんですが、私が探していた時は、そもそも弾けないし、触ってもよく分かんないし…って感じで基本全部ネット上で探しましたので、同じような方が居たらぜひ参考にどうぞ。

YAMAHA:Pシリーズ

まず一番初めに検討したのがこのYAMAHA Pシリーズです。

Youtubeで初心者のオススメ電子ピアノを調べていると、恐らく大体の人がこれをオススメしているんじゃないかと思います。

YAMAHAなので基本的に問題無いとは思うのですが、まぁ調べているとタッチが軽いだの、安いのはクオリティがあまり良くないだとかの情報が出てきたので、私はタッチのリアル感重視だったため止めておきました。

ちなみに過去の動画だとP125をオススメしているのが多いと思うんですが、そこから現在ではP-225Bにモデルチェンジしています。

カシオ:PX-S1100シリーズ

最終的にRolandのFP-10と迷ったのがこのPX-S1100でした。

グランドピアノの弾き心地を追求しているということで、タッチや音の感じも非常に良さそうでした。

最終的にはPX-S1100とFP-10の音を比較している動画などで比べてみて、個人的にはFP-10の方が気に入ったのでそっちにしました。

FP-10とどちらがオススメかというと音の好みになってしまうので、PX-S1100シリーズの方が好きなら全然良いと思います!

一緒に購入したもの

ピアノは単体やセットで購入することも出来ますが、まぁ他にも色々と必要なものは出てきます。

専用スタンド

スタンドにはXタイプのものもあるんですが、ちょっと安定感に欠けそうなので専用スタンドを購入しました。

X型のは両端で支えているだけなので最悪バランスを崩すと地面に落ちてしまう危険性がありますので、出来れば専用スタンドの方がオススメです。

ちなみにセットで購入した場合はこちらは別途購入する必要はありません。

高低自在椅子

ピアノで大事なものの一つに姿勢があります。

ここは初心者なりに知っていたので、最初からしっかりと姿勢を安定させたいと思っており、ちゃんとしたピアノ用の椅子を購入しました。

こちらもセット購入の場合は特に要らないですね。

ダンパーペダル

FP-10を購入しても付属で付いてきますが、少し安物っぽい感じなので、ちょっと良いやつを購入しました。

ピアノ初心者だとダンパーペダルって何?って思うかもしれませんが、グランドピアノを見たことがある人は足元に3つペダルがあるのを覚えていませんか?

ダンパーペダル、ソフトペダル、ソフテヌートペダルがあるんですが、その中のダンパーペダルだけで基本的に問題ないのでこれだけ買います。

ダンパーペダル:鍵盤を離しても音を持続させます。例えばドと弾いて、ペダルを踏んでいれば鍵盤を離しても音が持続します。
ソフトペダル:音量を弱めて音を柔らかくします。
ソフテヌートペダル:ペダルを踏んだ時に押していた鍵盤の音を持続させます。ダンパーと違って特定の音だけ持続させたい時に使いますが、基本的に使われません。

初心者のうちは多分手だけで精一杯なので使用するのは先になるかもしれませんが、ピアノを続けるなら将来的に絶対使うので、買っておいても良いと思います。

付属のやつを使ってみてそれでも全然良いって人なら別途購入する必要はありませんし、セット購入の場合でも付いて来ますね。

フロアマット

電子ピアノ自体に重量があって、床の傷防止とダンパーペダルを踏む時の防音のために購入しました。

ピアノキーカバー

電子ピアノ自体結構高いですし、ホコリが中に入って故障する…という事態をなるべく防ぐために一応購入しました。

単純に使わない時の見た目が良くなるという点も良いです!

FP-10専用のカバーというものはないので他社製ですが、こんな感じで良い感じに収まります。

変換プラグ

ヘッドホンを使わない人なら良いですが、ピアノ不可のマンションに住んでいる場合はイヤホンやヘッドホン必須です。

FP-10のPHONE端子がステレオ・ミニ・プラグの端子なので、それに対応しているものを持っているなら変換プラグはいりません。

が、私の使っているヘッドホンがステレオ標準プラグだったので、変換プラグを購入して使っています。

ちなみに使っているのはSONYのMDR-CD900STです。テレビで歌手の方などがよく使っている親の顔より見かけるやつですね。

FP-10の弾き心地や音について

私はDTMをやっているので、音を確認するくらいでほぼ弾けませんが、MIDIキーボード自体は持っていました。

安いMIDIキーボードなのでタッチはスカスカで、まぁ当たり前なんですが、FP-10の電子ピアノはキーボードとは比べ物にならないくらい鍵盤が重いです。

触った感じや音自体もとても良いですし、鍵盤の重みがあることによって弾く時の強弱が付けやすい感じです。

本物のピアノを弾いたことが無いので、ちょっと自分的に比較は出来ないんですが、素人なりにタッチや音がかなり良く感じるのでテンションが上がります。

AmazonのレビューとかXを見ているとタッチはかなり良いとのことなので、多分問題ないんじゃないかなと思います。

初心者なのでまだいい感じに弾けたりということは出来てないんですが、今後練習して上達した時にそこそこ良いものを買っておいて良かった…となれば良いなと思います。

まとめ:ピアノ初心者が電子ピアノRoland(ローランド)FP-10を買ってみた!

ピアノ初心者が大体5万円くらいの電子ピアノを選んだ時の機種のご紹介でした!

電子ピアノ自体大きくて買い替えるのも面倒なので、ちゃんとピアノをやるならやっすいやつを買うよりはある程度のものを買った方が良いんじゃないかなと思います。

FP-10の特徴のまとめとしては以下です。

  • モデリング音源とサンプリング音源の良いとこ取りをした音源
  • 象牙長でリアルなタッチが特徴のリアルな弾き心地を追求した鍵盤
  • 電子系に強いローランド

ピアノを始めるならやっぱり長く使えて、かつなるべく良いものを選びたいという気持ちはあると思うので、始めての方でもFP-10をぜひどうぞ!

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